- 2021-02-19
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肩こり解消に「肩もみ」は意味がない?治療家が施術でも使う「肩こりを解消するストレッチ」をご紹介します。
皆さんこんにちは。訪問治療moveの高橋です。
新型コロナウイルス(COVID-19)の流行に伴い、自宅でのデスクワークが増えた方も多いのではないでしょうか。
デスクワークが体に負担をかけることは言うまでもありませんが、特に自宅でのデスクワークは、椅子やデスクが長時間の仕事に向いていない場合が多く、いつも以上に体の不調が現れやすいです。
在宅ワークが多くなってから「腰痛や肩こりが多くなった」と仰る患者様が一気に増えました……。
とは言え、毎日のように整体に通い、体を調整するのも現実的ではありません。
そこでこの記事では、場所を問わずにできる「肩こりのストレッチ」について、画像や動画を使い解説をしています。
在宅ワークや、家事の合間に実践してみてください♪
目次
そもそも「肩こり」ってどんな状態?
「肩こり」と聞くと、筋肉が石の様に固まってしまっているイメージをもっている方が多いのではないでしょうか。
しかし、肩こりに悩む患者様の多くは、逆に肩周りの筋肉が伸ばされているためにコリを感じているのです。
動画でも解説していますが、猫背は肩周りの筋肉を前に引っ張る代表的な原因です。
この状態は「伸長固定」と呼ばれており、筋肉が伸ばされて硬くなっている状態を指します。
逆に筋肉が縮み、硬くなっている場合は「短縮固定」と呼びます。
イメージがしやすい様に、力こぶを作る上腕二頭筋と、力こぶを作った際に伸長固定される上腕三頭筋を使って図解しましょう。
伸長固定と短縮固定は上腕三頭筋と上腕二頭筋のような、逆の働きをする筋肉に発生します。
肩周りの筋肉で伸長固定をされるのは、僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋などです。
上の画像にあるような筋肉にコリを感じている方は、猫背や巻き肩になってはいないでしょうか。
もし心当たりがある方は、伸長固定によるものかもしれません。
肩周りの筋肉で伸長固定を起こす原因は??
肩周りの筋肉を伸長固定の状態にする原因の多くは、猫背や巻き肩です。
では、その猫背や巻き肩を招いている筋肉はどの部分にあるのでしょう。
猫背
猫背とは、背骨が丸くなり、首が前方に移動している状態です。
猫背の状態で短縮固定を起こしているのは、腹直筋や胸鎖乳突筋などが多い印象があります。
腹直筋は腹部の前方、胸鎖乳突筋は首の前方にある筋肉です。
頭の重さは乳児で体重の約30%、成人では体重の約10%と言われております。
肩や首の筋肉はただでさえ、それだけの重さを日常的に支えていますが、猫背になり、頭が前方に移動すると重力の影響を受けて何倍もの重さになります。
近年では、スマホの使用時間の長さから「ストレートネック」になっている方が多くなりました。
ストレートネックも、猫背と同じく首や肩に負担をかけやすい姿勢として知られています。
巻き肩
巻き肩とは、肩から先が内側に捻られている状態で固定された姿勢のことを指します。
腕をだらんと下垂させ、肘や肩を曲げずに腕を、目一杯内側に捻ると、肩が前に出てくるのが分かります。
これが巻き肩のスタンダードな姿勢です。
巻き肩を起こす原因になる筋肉には、大胸筋や先ほどご紹介した上腕二頭筋などがあります。
これらの筋肉が硬くなると、肩は前に捻られていくので、肩周りの筋肉は伸長固定され、肩こりを誘発します。
上の画像のようにPCでタイピングをする姿勢は、大胸筋や上腕二頭筋が優位に働いています。
画像の女性も肩や首が前方に移動していますね。
結局、肩こりはどこを治療すればいいの?
肩こりに関わる筋肉が、どのようなメカニズムで伸長固定をされているのかはお分かりになったでしょうか。
ここからは、実際の治療について解説します。
伸長固定された筋肉は、揉んでもすぐ戻る!
筋肉が伸長固定を起こしている原因は、短縮固定を起こしている筋肉です。
そのため、肩こりで不調の部位にマッサージや鍼をするだけで、短縮固定を起こしている筋のケアを疎かにしていては根本的な改善は見込めません。
肩周りが伸長固定を起こしている原因となる筋は患者様によってそれぞれなので、その原因が腕にあるのか、もしくは胸部にあるのか、また別のところなのかを特定して治療しています。
治療の前に可動域のチェックを行うのはそのためです。
もちろん、伸長固定されている筋肉も血流の阻害などによって、疲労が溜まっている状態である場合が多いので、ケアは行います。
しかし、根本的な解決を目指すのであれば、腕や胸部、骨盤の前傾などを矯正する必要があります。
訪問治療moveが行う「肩こり」へのアプローチ
訪問治療moveでは、患者様の肩こりの原因となっている筋肉を特定し、マッサージやストレッチ、鍼などで短縮固定を改善します。
上記の画像のように、通常のストレッチでは伸ばすことができない筋肉までアプローチをすることもあります。
肩を揉むだけのマッサージでは根本的な解決になることが少ないガチガチの肩こりも、根本へのアプローチによる、効果を実感しやすく、効き目を持続させやすい治療で改善します。
訪問治療moveの治療を受けていただいている患者様からは以下のようなコメントが寄せられています!
肩や腕の凝りがあったため、急な予約でしたが快く引き受けてくださいました。
よくあるバキバキ鳴る整体とは異なり、
こちらではしっかりと効くところをマッサージしていただけます。
スタッフさんも感じのよい方なので、リラックスして施術を受けられました。
術後はとてもスッキリして、今は楽に過ごせています。
また機会があればお願いしたいです。
若い頃からひどい首と肩の凝りに悩まされていて、数年前に右肘を痛めてしまってからはなかなか改善せず、いつも身体中に鈍痛と重さがあることが慢性化すると、身体だけでなく精神的にも沈みがちなっていましたが、
丁寧に対応してくださるmoveさんで施術していただくと、過緊張の身体だけでなく、諦めるしかないと思っていた気持ちの方も含めて解されるよう治療していただいたんだなと感じます。
解剖学その他、色んな視点からアドバイスもくださるし、安心して相談できる治療士さんです。
定期的な治療が必要な方には保険適用はとても助かると思います。
これらの治療は訪問治療だけでなく、隔週で開催している「治療体験会」でもお気軽に受けていただけます。
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肩こり解消!どこでも1分で出来るストレッチ
オフィスや自宅でも出来る上に、特別な器具を必要としない肩こり解消のストレッチをご紹介します。
「肩周りを回したりはしているんだけど、いまいち効果がわからない」と言う方は、是非試してみてください。
まとめ
肩こりは、肩の筋肉に張りなどの違和感を感じさせる症状です。
その名前の通り、肩周りに不調が現れますが、実は原因となっているのは腕や胸部で短縮固定をされている筋であることが多いことを覚えておきましょう。
整体やマッサージ店でも「肩こり=肩を揉みほぐす」という治療を行っている場合がありますが、根本的な解決になっていないのでは?とお悩みの方も多いはずです。
そんな方は、肩こりを招く伸長固定の原因となる短縮固定された筋にアプローチをする、訪問治療moveの施術を是非お試しください。
また、セルフケアも同様に腕や胸部の筋肉へのアプローチを忘れずに行いましょう。
ご紹介しているストレッチなどを実践し、少しでも長く健康な状態を維持できるようにして下さい。