- 2021-05-28
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自律神経を整える3分間ストレッチ!動画付きでご紹介します。
皆さんこんにちは。
訪問治療moveの長町です。
今回は、自律神経を整えるストレッチとして、3分間の動画を作成したのでご紹介します。
寝る前やお風呂上がりに是非お試しください!
自律神経とは?
自律神経という言葉を聞くとどんなイメージを持つでしょう。
一般的には「リラックス」や「不安」のような、心の状態と結びつけられることが多い自律神経ですが、その働きには以下のようなものがあります。
- 血液などの循環
- 呼吸、体温の調整
- 消化
- 排泄
人間が生きていく上で大事な機能の多くは、自律神経によって支配されていることがわかるかと思います。
筋肉を動かす時に使っている運動神経とは違い、自分の意思でコントロールすることができないのが、自律神経の特徴です。
そのため、自律神経を整えるには、ご紹介しているようなストレッチや、規則正しい生活などで間接的にアプローチをしていく必要があります。
自律神経は2つに分けられる
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つの総称です。
この2つの神経は基本的には逆の機能を持っており、活動時には交感神経が、リラックスした状態の時は副交感神経が優位に働きます。
例えば、胃や腸などの消化器は交感神経が働くと、働きが鈍くなります。
逆に、副交感神経が優位になると、働きが促進され消化が進みます。
自律神経系のバランスが乱れた状態は「自律神経失調症」と呼ばれ、生活に支障をきたします。
昨今は「ストレス社会」という言葉が定着しているほど、ストレスを受けやすい環境になっているので、一般的には副交感神経にケアが必要な場合が多いです。
夜は副交感神経が優位になる
通常、副交感神経は夜になると、交感神経よりも優位に働きます。
副交感神経が優位になると、どんなことが起こるのでしょうか。
- 心拍数が減少
- 血圧低下
- 消化促進
- 血管拡張
心拍数や血圧が下がることで、睡眠や休息に適した状態になります。
適度な運動や、バランスの取れた食事が自律神経を整える
自律神経を整える方法はたくさんありますが、適度な運動やバランスの取れた食事が基本とされています。
特に、適度な運動は自律神経を乱す原因となる、ストレスの解消法としても知られています。
ただし、日本理学療法士協会で発表された論文では、運動時間とストレスに関して以下のような結果が出ました。
適度な運動量の確保は気力の改善や活力、ポジティブな感情を高めるとの報告もある。
(中略)
しかし運動習慣のないものにとっては、1回30分という運動時間を行うことがストレスとなり運動の継続を困難にさせている可能性が示唆された。
つまり、運動時間や強度が高すぎると、逆に興奮状態に入ってしまう可能性があるということです。
同実験では「ウォームアップを含めた20分間の運動時間」がストレスの少ない条件と結論づけられています。
今回ご紹介しているストレッチは、3分程度の短いものになっているので、きっと皆様の自律神経の調節に役立つでしょう。
自律神経を整える!簡単3分間ストレッチ
ストレッチを実施する際のポイントは、動画内でも解説していますが、
無理して伸ばしすぎないこと!
呼吸を整えて実施すること!
の2点です。
運動前に筋肉に刺激を入れる目的のストレッチとは違い、勢いはつけずに行いましょう。
また、動画は字幕でも解説しているので、リラックスができる音楽をかけたり、アロマを炊いたりして気楽に行いましょう♪
まとめ
自律神経は、交感神経と副交感神経をまとめた呼び方です。
健康のためには、2つの神経のバランスを整えることが重要です。
現代は、交感神経が優位になってしまっている方が多く、バランスを調整するためにストレッチのような適度な運動が必要になります。
今回ご紹介したストレッチを継続し、健康的な運動習慣を身に付けましょう。