- 2021-07-25
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「浮腫み(むくみ)」とはどういう状態? 改善のためのストレッチ&マッサージを動画で紹介します。
こんにちは!
訪問治療moveの長町です。
この記事では、多くの方が悩んでいる「むくみ」とはどのような状態なのか、解消するためのマッサージ、ストレッチ方法について動画で解説しています。
ストレッチやマッサージ方法は実際にやりながら解説しているので、そちらをぜひご覧ください!
むくみとは?
むくみとは、皮膚の下に余分な水分が貯留した状態のことを言います。
人間の体は60%は水分と言われています。そのうち40%は「細胞の中」に、20%は「細胞の外」にありますが、むくみに関係するのは「細胞の外にある水分」です。
細胞の外にある水分(血漿、リンパ液、間質液)は、毛細血管を通じて行き来し、細胞に栄養を届けます。
ですが、こうした役割を持つ水分の量が多くなり、細胞の外に余計な水分が増えると「むくみ」となるわけです。
バランスが崩れる原因は以下のようなものがあります。
- 塩分の摂りすぎ
- 偏った食事
- 血液循環の不良
根本的にむくみを治すためには生活習慣や、運動習慣の改善が必須です。
今回紹介するような、マッサージやストレッチではむくみの根本的な解決はできませんが、生活、運動習慣の見直しと合わせて行なうことで、むくみの取れるスピードが早くなります。
むくみが酷くなると、上記の写真のように靴下の跡がなかなか取れなくなります。足が太く見えたり、疲れやすくなる原因なのでスッキリさせていきたいところです。
リンパが重要!
むくみ解消を目的として、ストレッチやマッサージを行なう際には「リンパ」を意識することが大切になります。
リンパの流れを促進し、不要な水分をリンパ管を通して、血管に戻していくことでむくみが解消されやすくなります。むくみを減らすために、ストレッチやマッサージを行なう際には「リンパ」の中でも「リンパ節」という、いったんリンパが集合してくる部分を刺激すると効果的です。
「リンパ」って分かってるようで、よく分からないものですよね。
リンパは体の老廃物や余分な水分を回収する役割があり、体の下水管とも言われます。それだけでなく、体の免疫機能も司る非常に重要な器官です。
膝の裏や鼠径部、鎖骨あたりにのリンパがストレッチやマッサージでは狙いやすいポイントです。
ふくらはぎにむくみが起きやすい理由
ふくらはぎにむくみが起きやすいのは、単純な理由で「足が心臓よりも下にあるから」です。重力の影響により、余分な水分は、下へ下へと落ちていきます。
足がむくみやすいのは、人間が二足歩行になった以上しょうがないことと言えます。
ふくらはぎから、心臓に向かって循環するためには、重力に逆らう必要があるわけですが、そこで重要になってくるのが「ふくらはぎの筋肉」です。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるほど、体循環では重要な部位になります。
ふくらはぎの筋肉によるポンプ作用を使って、体液の流れを促進させるので、デスクワークや立ちっぱなしでふくらはぎを使わないまま、長時間ふくらはぎが心臓よりも下にある状態が続くと、むくみが悪化していきます。
ちなみに、寝たきりの人は背中がむくみやすくなると言われています。これも重力による影響です。
ひどいむくみは病気の可能性も…
ひどいむくみは病気のサインの可能性もあります。
特に「腎臓」「肝臓」「心臓」に病気が潜んでいる可能性が高いので、長期間むくみに悩まされていて、むくみの程度が非常にひどいと言う場合には、整体や治療院ではなくすぐに病院に行きましょう。
実際に、むくみが酷くて悩んでいるとご相談いただいた際の事例で、あまりに症状が酷く病院を勧めたら、心疾患が見つかったということもあります。
むくみ解消! 専門家がおすすめするマッサージ&ストレッチ
動画では、むくみ解消のためのストレッチ&マッサージ方法を3種類紹介しています。(動画内2:23〜)
先ほども説明したように、このセルフケアを一度やったからといって、根本的にむくみ体質が変わることはありません。
ですが、体質改善と並行して行っていくことで、よりむくみ解消効果が高くなります。
毎日の足のむくみでお悩みの方は、ぜひ寝る前のセルフケアに取り入れてみてくださいね。
まとめ
以上、むくみの病態や、改善のためのストレッチ&マッサージ方法を動画でご紹介しました。
リンパを意識したストレッチやマッサージを行なうことで、体の循環機能や代謝が促進され、体に溜まっている不要な老廃物や余分な水分が消えやすくなります。
こうしたセルフケアは、むくみが気になる時だけやるのではなく、できれば毎日、習慣的に行なうことが重要です。そうすることで、むくみにくい体になっていくはずです。
ぜひ、習慣化してスッキリした足を作っていきましょう!