- 2020-06-18
- ニュース
寝たきりの高齢者の方へ。ご自宅でもできるマッサージ!
こんにちは。「体と心を動かす」をテーマに治療をする、訪問治療moveの髙橋です。
今回は、脳梗塞などで寝たきりのご高齢者の方へ行うマッサージをご紹介したいと思います。
寝たきりの時間が長くなってしまうと、血行不良や筋力の低下などが問題になります。
それらの問題を少しでも解決し、ご本人やご家族様にとって健康な生活を過ごす事ができる様に、ご自宅でできるケアをお伝えしていきたいと思います。
目次
寝たきりのご高齢者様へのマッサージの効果
寝たきりの方へのマッサージは「床ずれ」や「廃用症候群(はいようしょうこうぐん)」の予防に効果的です。
マッサージで循環を促したり、定期的に体位を変えてあげたりすることで、筋肉・皮膚の循環を促進させてあげましょう。
「廃用症候群」とは、「生活不活発病」とも呼ばれる事がある症候群です。
骨折をした際にギプス固定をしたことがある方は、ギプスを外した後に思い通りに動かなくなってしまった経験をしたかと思います。それが廃用症候群です。
ご高齢になり、運動する機会が減ったり、寝たきりになってしまうと、関節や筋を動かす機会も減少し、体を思う様に動かせなくなってしまいます。
マッサージをすることで、筋肉や関節に刺激を与え、廃用症候群の予防をすることができます。
マッサージによる自律神経への効果
マッサージは皮膚や筋肉の柔らかさを出すだけでなく、自律神経にも作用します。
自律神経とは、人間が意識しないところで24時間働き続けている神経で、生活の質「QUALITY OF LIFE」への影響が大きいことも知られています。
自律神経が支配しているのは、以下の通りです。
通常であれば、食事・運動などで、生活をしながら自律神経を調整します。
しかし、寝たきりの方や、外出が減った高齢者の方の中には、自律神経を調整する様なリフレッシュができない方も多くいらっしゃいます。
マッサージを受けることによる快刺激は筋・皮膚を通じて自律神経にも良い影響をもたらすことができます。
寝たきり・ご高齢の方にできるマッサージ
運動の機会が減ってしまった、寝たきり、ご高齢の方には以下の様なマッサージをしてあげることで、床ずれや廃用萎縮症候群の予防、自律神経の調整などが可能です。
マッサージの経験がない方でもできるものをご紹介しているので、是非ご覧ください。
マッサージをする際の注意点は、
などです。
ご高齢の方は、骨や関節が脆くなっている場合が多いです。
無理なマッサージは逆に健康に悪影響を与える原因となってしまいますので、本格的な治療は私たち国家資格者にお任せください。
手のひらのマッサージ
脳梗塞などで、手に麻痺が残っている方へのマッサージは以下の動画を参考にしてみてください。
ポイントは、
- 優しい力でマッサージをすること
- 循環を改善するため押し流す様に揉むこと
です。
足のマッサージ
循環が悪くなると、心臓から遠い足には悪影響が出やすくなると言われています。
足も手をマッサージした時と同様に、血流が促進する様に優しくマッサージをしましょう。
ご高齢・寝たきりのご家族に、国家資格者によるマッサージを。
【訪問治療move】では加齢や疾患により、横になっている時間が長くなってしまった方の健康増進のために訪問治療を行っております。
国家資格を持った施術者の治療をご自宅でお受けいただけます。
患者様の状態、ご家族を含めた皆様の意向をお聞きし、
- 可動域の改善
- 生活に必要な筋力の増強
を促す治療を行っています。
寝たきりのご家族に保険を使った治療も視野に入れましょう
脳梗塞や変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)などによって、体に麻痺が残っていたり、関節を動かすことに支障が出ている場合は、保険を用いて国家資格者の治療を受けることができます。
保険治療をお受けいただくには、お医者様からの同意書が必要になります。
まずは、患者様の状態の確認も含めて私たちにご連絡をいただければと思います。