- 2021-03-11
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ぎっくり腰の回復期の間に実施できる【腰痛予防体操】を動画で解説します!
こんにちは。訪問治療moveの高橋です。
最近はブログ記事関して多くのお問い合わせをいただいており、施術をしている中でも話題に上がることが多い「ぎっくり腰・腰痛の予防体操」に関して、動画と共に解説をしたいと思います。
動画でもご紹介していますが、予防体操は3分30秒と短めに設定されています。
特別な器具も使わずに実施できるので、是非実施してみてください。
最近の研究ではぎっくり腰患者で「① 可能な範囲で普段どおりの生活を行なったグループ」と「② 完全安静をしたグループ」に分かれて、治療効果を検証した場合、①のグループの方が回復が早かったという結果も出ています。(参考:腰痛の専門医による安心アドバイス)
後述するぎっくり腰の期分けを意識して、リハビリを行いましょう。
ぎっくり腰には3つの期間分けがある!
今回ご紹介している「ぎっくり腰・腰痛の予防体操」は、ぎっくり腰の痛みが落ち着いてきた期間に実施してください。
動画内でも解説していますが、回復期を痛みが和らいできた時期と定義した場合、回復期とは言え、最初のうちは若干の痛みや不安感が残るものです。
体操は、痛みが落ち着き可動域が戻ってから数日後に実施するのがオススメです。
急性期では、基本的には無理な運動はしない方が悪化のリスクを防ぐことができます。
痛みをこらえながらの運動は実施せず、可能な範囲で普段の生活をする程度にしましょう。
ぎっくり腰は、傷害箇所や状態にばらつきがある疾患です。
そのため、治療やリハビリの方法も人それぞれで、確立された治療法は存在しません。
しかし、動きなどから患者様にあった治療のアプローチを提案し、回復を手助けすることは可能です。
ぎっくり腰になったら、私たちのようにぎっくり腰の治療経験がある施術師や、リハビリに精通した整形外科などに相談しましょう!
今までたくさんの施術師(トレーナー)やお医者様と、ぎっくり腰に関するお話しをしてきましたが、ぎっくり腰の時に腰をマッサージで揉み解して治療、というのは聞いたことがありません……。
リラクゼーションマッサージをよく利用される方も、ぎっくり腰の時は注意しましょう。
ご自分で体操を実施される場合は、痛みがなくなってから行いましょう。
腰痛の回復期に実施!ぎっくり腰・腰痛の予防体操
それでは、体操を解説した動画をご紹介します。
動画内でも解説していますが、体操ポイントは以下の通りです。
- 急性期には行わない
- 股関節や膝の可動域を広げる
- 股関節周囲の筋力を上げる
動画内で実施している、股関節周辺のストレッチは、東京大学医学部附属病院 22世紀医療センター 特任教授 の「松平 浩 教授」がNHKの放送で紹介し、話題になりました。
股関節周辺の筋肉は、ぎっくり腰の発生にも強く影響していると考えられます。
正しい姿勢を心がけ、ストレッチを実施しましょう。
ぎっくり腰になったら……急性期に気をつけて欲しいこと
冒頭部で「可能な限り普段通りの生活をしたグループ」の方が回復が早かった、という研究結果をご紹介しました。
ただし「普段通りの生活」ではなく「可能な限り普段通りの生活」であることに注意をしてください。
定期的にぎっくり腰を発症してしまう方の中にも、
痛いけど体が固まるのが怖いから、我慢して動くようにしている。
と仰っている方もいますが、医学的には炎症が起こっている時期は原則、患部に負担をかける動きはNGです。
痛み、とは体からのSOSサインの1つであり、痛みを我慢して行う運動はおすすめできません。
治療の最中に、リハビリ・治療を担当している方が若干の痛みを伴う運動を処方することはありますが、これは専門的な知識や経験があり、その上で必要であると判断したケースです。
是非、回復を焦らずに、まずは痛みを取ることに専念してください。
まとめ
ぎっくり腰は痛みが強い「急性期」と、痛みがやわらぐ「回復期」に分かれます。
急性期には、可能な範囲で普段通りの生活を行うことを心がけ、「ぎっくり腰・腰痛の予防体操」は痛みが落ち着いてきた「回復期」に実施してください。
ただし、回復期の最初は、痛みや不安感が残っているため、悪化が想定されるような動作は避けましょう。
ぎっくり腰は、医学的にも確立した治療法がないのが現状で、治療のポイントをあげるとすれば、自分の状態にあった治療・運動を処方することです。
そうすることで、回復が早くなるだけでなく、再発の予防にも効果を発揮することができるでしょう。
訪問治療moveでは、患者様の状態観察だけでなく、発生したときの状況などをお聞きし、患者様一人ひとりにあったケアプランをご提案しています。
ぎっくり腰にお悩みの際は、是非お気軽にご相談ください。
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