- 2021-05-14
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骨盤の歪みをセルフチェック!タイプ別のセルフ骨盤矯正もご紹介します
こんにちは。訪問治療moveの髙橋です。
今回は、股関節周辺の施術が得意な私が、自宅でできる骨盤矯正に関して解説をしていきます。
「骨盤矯正」と聞くと、粘土をこねるように骨盤の形を変えるような治療を想像するかもしれませんが、実際の施術はそうではありません。
骨盤は、仙骨・腸骨・恥骨などが強く結合して出来ています。
圧力を加えたところで、そう簡単に形が変わるわけではないのです。
この記事では、骨盤の歪みを自分でチェックした上でケアをする方法とともに、訪問治療moveが行っている骨盤矯正についてご紹介しています!
整体に行って「骨盤が歪んでます」と言われたことがある方や、産後や加齢などによる骨盤の変性が気になる方は是非ご覧ください!
目次
「骨盤が歪んでます」ってどんな状態?
先述の通り、骨盤はいくつかの骨がくっいてできています。
骨盤の歪みは、筋肉の硬さの左右差により、骨盤が引っ張られることで起こります。
骨盤は、以下の画像のように前後左右の4方向から筋肉によって引っ張られています。
どこの筋肉が硬くなっているかによって、骨盤が引っ張られる方向が変わります。
右足の前にある筋肉が硬いからと言って、左も同様に……というわけではありません。
「右は前、左は内側」のように、左右の硬くなっていく筋肉を把握することで、骨盤がどの方向に歪んでいるのかが分かります。
チェックを怠った骨盤矯正では効果が出ない!
リラクゼーションマッサージなどでは「骨盤矯正」というメニューを提供している場合もありますが、骨盤の歪みは人によって様々です。
実際、私たちが治療をしてきた中でも、骨盤の状態が同じ患者様に出会うことは稀です。
医学的には「骨盤矯正」という治療はメジャーなものではありません。
認知度が高い治療ではありますが、施術が体系づけられている訳ではないので、施術者によってかなり効果に差が出ます。
「骨盤矯正をオススメします」と言われた場合は、施術者が原因となっている筋肉をしっかりと説明してくれているか確認しましょう。
自分の骨盤の歪みをチェックしよう!
ストレッチをして左右差を確認すると、自分の骨盤がどの方向に歪んでいるのかをチェックできます。
以下の動画では、骨盤の歪みの原因となる以下の筋肉に注目して、ストレッチをご紹介しています。
- 大腿四頭筋(前)
- 臀筋群(外側・後)
- 内転筋(内側・横)
- 腰方形筋(後)
臀筋群のように、筋肉の走行によっては一方向だけでなく、複数の方向に影響する筋肉もあります。
セルフケアとしての骨盤矯正
ここまでご紹介してきた通り「骨盤矯正」と呼ばれている施術のほとんどは、骨ではなく筋肉にアプローチをして、骨盤を正しい位置に戻しています。
そのため、歪んだ骨盤をセルフケアするには、筋肉を硬くなっている筋肉を特定し、ストレッチする必要があります。
動画では、短縮した筋肉のチェックと紹介をしていますが、解説している動きはそのままセルフケアのストレッチとして使うこともできます。
【訪問治療move】では、骨盤矯正をご希望される患者様の状態をチェックし、ご自宅でできる筋トレやストレッチの指導も行っています。
訪問治療moveに「骨盤矯正」というメニューはありませんが……
私たちが行っている治療では、痛みの根本を見つけ、手技を選択します。
そのため、訪問治療moveでは決まったメニューを設けていません。
患者様からご要望があった時のみ、疾患に対しての効果を説明した上で、ご希望の治療をすることはありますが、基本的には患者様一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイド治療を行います。
現在、私の担当している患者様の中で骨盤治療を行ったのは4人ほどです。
半月板の損傷、アキレス腱断裂など、膝や足首の角度を矯正するために骨盤から治療をするべきと判断しています。
膝や足首のように、一見すると、骨盤は関係がないような場所に疾患がある場合でも、土台の治療として骨盤からアプローチをする場合もあります。
もちろん、産後に骨盤が開いてしまった方の骨盤矯正や、反り腰の改善を目的とした矯正も行っています。
「反り腰」ってどんな姿勢?腰痛持ちの方必見のストレッチをご覧ください!
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