- 2021-05-07
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「反り腰」ってどんな姿勢?腰痛持ちの方必見のストレッチをご覧ください!
こんにちは。訪問治療moveの長町です。
当院を利用していただいている患者様の多くが抱える「腰痛」の原因となっている、反り腰(そりごし)について解説をしていきます。
反り腰を自覚している患者様からのご要望が多かった、反り腰改善ストレッチも動画で解説をしています!
腰痛や、ぽっこりお腹にお悩みの方は、反り腰を改善することで症状が軽減されるかもしれません。
この記事を読んで、自分が反り腰かどうかをチェックし、腰に負担の少ないボディラインを目指しましょう。
目次
「反り腰」ってどんな状態?
反り腰とは、背骨が本来持っているカーブの角度がきつくなった状態のことを指します。
画像のように腰の骨(腰椎)は、前方にカーブを描いています。
この緩やかなカーブは「生理的前弯」と呼ばれており、頸椎・胸椎がもつ湾曲と共に背骨がうける衝撃を和らげる役割を果たしています。
反り腰は、腰椎の前弯がひどくなり、前に出っ張ってしまうので、以下のような状態を招きます。
- 伸展性腰痛(しんてんせいようつう)
- ぽっこりお腹
伸展性腰痛とは、体を反らせる動きをした時に発生する腰痛です。
反り腰による伸展性腰痛は、上の画像にあるような動きをすると発生します。
また反り腰は、骨盤ごと腰椎が前に傾いてる場合が多いので、ぽっこりお腹の原因にもなります。
反対に、前屈みの動きで発生する腰痛は「屈曲型腰痛(くっきょくがたようつう)」と呼び、今回の反り腰とは別のアプローチでの治療を行います。
自分は反り腰!?すぐにできるセルフチェック
長いこと腰痛にお悩みで、整体などに通っている方は、
反り腰っぽいですね……。
と言われたことがあるかもしれません。
しかし、自信を持って「私は反り腰だ!」と断言できるでしょうか。
反り腰は、日常の動作が積み重なって徐々に腰椎が変化して行くので、治療家や医師にはそう言われたが、いまいち自覚がない方もたくさんいます。
そんな方は、以下の動画で解説している「反り腰のセルフチェック」を試してみましょう。
- ベッドに仰向けで寝る
- 体の力を抜き、リラックスする
- 腰とベッドの間に手を入れてみる
上記の方法で、腰とベッドの間に手のひらが抵抗なく入る方は、反り腰の可能性が高いです。
もし、このチェックで反り腰の可能性があり、腰痛をお持ちの方はこれからご紹介するストレッチを実施してみましょう。
【レベル別】反り腰改善のセルフストレッチ
先述の通り反り腰は、骨盤ごと腰椎が前に出っ張ってしまった状態であることが多いです。
こうなってしまう原因はいくつかありますが、ポピュラーなものとしては、大腿前方の筋肉の過度な収縮が挙げられます。
大腿の筋肉は骨盤の前方に付着しているので、この部分の筋肉が硬くなると骨盤が前に倒れ、腰椎もつられて前に引っ張られていきます。
ここからご紹介するストレッチを実施し、大腿前方部の筋肉の柔軟性を高め、反り腰を改善しましょう。
【レベル1】横向きで行うストレッチ
- 大腿四頭筋
横向きに寝た状態で前を伸ばしましょう。
このストレッチでも大腿前方の固さを感じる方は、かなり筋が張っています……。
マッサージなどを利用し、早急に改善した方がいいかもしれません。
この方法は楽にできる、と言う方は次のストレッチを行いましょう。
【レベル2】前方を向いて行うストレッチ
- 大腿四頭筋
- 腸腰筋
伸ばしたい方の膝を地面につけて行うストレッチです。
反対の膝は90度を意識し、体を沈めていきましょう。
【レベル3】さらに膝を曲げて行うストレッチ
- 大腿四頭筋
- 腸腰筋
レベル2の応用版で、伸ばされる筋肉に大きな差はありませんが、ストレッチ効果は大きくなります。
どのストレッチでも、画像のように腰を前方に逃さずに逃さずに体幹を固定して行いましょう。
まとめ
反り腰は、腰椎が本来持つ生理的弯曲が増長した状態です。
大腿四頭筋や腸腰筋といった、大腿前方にある筋肉の短縮が原因になっていることが多く、腰痛やぽっこりお腹などを招きます。
また反り腰は、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)やぎっくり腰の原因にもなるので、注意が必要です。
ぎっくり腰の回復期の間に実施できる【腰痛予防体操】を動画で解説します!
動画でご紹介したようなストレッチを実施し、腰椎や骨盤を正しい状態に戻しましょう。
また、反り腰の原因には大腿前方部の硬さ以外にも、猫背や腹筋郡の筋力不足なども挙げられます。
自分の体の状態を詳しく知り、パーソナルなアドバイスをご希望の方は、ぜひお気軽に治療をお試しください。