- 2021-01-28
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【四十肩・五十肩】に効果抜群!?最新治療「サイレントマニュピレーション」について解説します。
こんにちは。訪問治療moveの高橋です。
今回は、四十肩・五十肩と、その治療法として最近注目されている「サイレントマニュピレーション」について、解説をします。
訪問治療moveの患者様の中にも、肩痛に悩んでいる方や、昔に四十肩を経験した方は多く見られます。
現在、私が担当している方にも、サイレントマニュピレーションの考え方と同じ方法で四十肩・五十肩のケアを行っている方がいます!
是非ご覧ください!
四十肩・五十肩ってどんな疾患?
四十肩や五十肩は医学的にはどちらも「肩関節周囲炎」という疾患に分類されています。
症状は以下の通りです。
- 運動時痛
- 夜間痛
- 可動域制限
ネクタイを締める、シャツを着る、棚の上のものを取る、などの動きをしたときに肩の痛みが悪化する場合が多く、夜に痛みが悪化しやすいのが特徴です。
40代〜60代で発症することが多いのが特徴ですが、まれに20〜30代でも発症している方を見かけます。
四十肩・五十肩の原因
肩関節周囲炎はその名前の通り、肩関節の周囲が傷つき、炎症などが起こっている状態です。
損傷の原因は2つに分けることができます。
1つは【加齢】によるものです。仕方がないことですが、骨や軟部組織は加齢と共に劣化します。
運動などの刺激は、骨や筋肉の劣化を抑える働きがあるので、日頃から気をつけましょう。
もう1つの原因が【微損傷】によるものです。
日常生活の中で、肩の筋肉や関節包にほんの小さな傷を負ってしまい、そこから肩関節周囲炎に発展してしまいます。
筋肉などの微損傷は「転倒」や「急な運動」で発生しますが、発生した瞬間にはそこまで強い痛みを感じないパターンが多いので注意が必要です。
なぜ、組織の微損傷が四十肩・五十肩につながるのか、もう少し詳しく解説しましょう。
骨や筋肉は損傷をした後に、以前よりも強くなろうとする性質を持っています。
骨折をしてしまったった骨はもっと太く、損傷した筋肉はもっと硬く、変化します。
組織の微損傷を原因とする肩関節周囲炎は、損傷した組織が上記のような変化を起こすことで発生します。
筋肉が厚くなると、筋肉の表面にある筋膜同士が張り付いてしまい、可動域の制限が顕著に現れます。
また、肩関節には、骨や筋肉がぶつからないようにクションの役割をしている「関節包」という組織があります。
関節包も加齢や転倒で傷つくことで、肩関節周囲炎の原因になります。
肩関節周囲炎の治療
肩関節周囲炎の治療は、炎症が起こっている状態かどうかによって変わります。
もし、炎症が起こっている場合は無理な運動はNGです。
アイシングなどの保存療法をメインに、状態が安定するのを待ちましょう。
この記事でご紹介する「サイレントマニュピレーション」や、訪問治療moveが行っている治療は、炎症が落ち着いた段階で、他動で筋膜を剥がして可動域を改善させる方法です。
「サイレントマニュピレーション」とは
サイレントマニュピレーションは健康保険で行うことができる、肩関節周囲炎の治療です。
サイレントマニュピレーションは、お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司さんが施術の様子を動画で解説しています。
山内さんもひどい肩痛に悩み、元プロボクサーの長谷川穂積さんからの紹介を受けた病院で、治療を受けたそうです。
動画内でも説明していますが、張り付いた筋肉が剥がれるときは「バリバリッ」と筋膜がはがれる音が部屋中に聞こえることもあるそうです。
麻酔の程度によっては、入院を勧められることもあるそうです。
訪問治療moveで行っている四十肩・五十肩の治療
訪問治療moveでは、炎症が落ち着いた後に、マッサージと鍼、肩甲骨や鎖骨を多動的に動かしたり、患者様自身に力を入れていただきながら行う特殊なストレッチによる治療を行っています。
麻酔の使用は法律によって禁じられているので、患者様に痛みがない範囲での可動域改善治療です。
写真の施術は、60代の患者様に施術をしている様子です。
施術前は、肩が90°程しか上がらず、シャツを着るのも大変だったそうですが、施術を開始してから1ヶ月ほどで、この可動域まで回復しました。
通常のストレッチではなく、筋力を発揮しながらであったり、鍼で筋肉を緩めてから行っているのがポイントで、セルフでのストレッチと比較して、明らかに効果が出やすくなります。
訪問治療moveでも肩関節周囲炎の治療に健康保険を使うことができます。
以下のページでは、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の治療に健康保険を使用する方法について詳しく解説しています。お電話でのご相談も承りますので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は四十肩・五十肩と、今注目されている「サイレントマニュピレーション」という治療について解説しました。
四十肩・五十肩は医学的には「肩関節周囲炎」という名前で呼ばれている疾患です。
肩の痛み、可動域制限、夜間痛などが主な症状で、名前の通り40代以上の方に好発します。
サイレントマニュピレーションは、麻酔を使用して除痛した状態から、張り付いた筋膜を引き剥がす治療法で、同様の理論に基づいた治療を訪問治療moveでもお受けいただくことができます。
肩の慢性的な痛みにお悩みの方は、是非ご相談ください。
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